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旧日本軍使用の“地下壕”バーチャル体験へ

2021年6月25日 20:02
旧日本軍使用の“地下壕”バーチャル体験へ

現在、一部が一般公開されている、防衛省の地下にある旧日本軍が使っていた地下壕の公開されていなかった場所を、タブレット端末でバーチャル体験できるようになりました。

地下壕は旧日本軍が使っていたもので、東京・市谷にある防衛省の前庭の地下、およそ50メートル四方にわたり掘られています。終戦間際の1945年8月10日には、当時の阿南陸軍大臣がポツダム宣言の受諾をこの地下壕で軍の幹部に伝えたということです。

防衛省の見学ツアーでは、この地下壕も耐震工事などを施し、去年8月から見学できるようになりましたが、老朽化などにより、実際に入って見学できるのはごく一部のエリアに限られていました。

今回、見学ツアーに新たにタブレット端末が導入され、これまで立ち入ることができなかった「浴室」や「厨房」などを含む、全てのエリアをバーチャルで体験することが可能になるということです。

バーチャル体験は、来月1日から見学ツアーに導入されます。