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リーグ新!西武・平良35試合連続無失点

2021年6月22日 22:22
リーグ新!西武・平良35試合連続無失点

22日、プロ野球・西武対楽天がメットライフドームで行われ、西武の平良海馬投手がパ・リーグ新記録の35試合連続無失点を樹立しました。

平良投手は20日のロッテ戦で連続試合無失点記録を「34」に伸ばし、2003年の西武・豊田清氏(現西武投手コーチ)、2014年のオリックス・比嘉幹貴投手が達成した、パ・リーグの記録に並んでいました。

その平良投手は西武が2点リードの9回にマウンドに上がると、楽天の先頭・侍ジャパンの浅村栄斗選手を153キロのストレートでショートゴロに打ち取り1アウトを奪うと、続く4番・島内宏明選手はスライダーでショートフライに仕留め、7球で2アウトを奪います。

しかし5番・カスティーヨ選手をスライダーでゴロを打たせますが、サードのスパンジェンバーグ選手がファンブル。エラーで出塁を許すと、6番・茂木栄五郎選手に初球のストレートをセンター前に打ち返され、2アウト1・3塁とピンチを背負います。

それでも7番・岡島豪郎選手を「“打たれたら点が入る”と自分にスイッチを入れて投げた」とスライダーでファーストゴロに打ち取り、ゲームセット。これで平良投手はパ・リーグ新記録の35試合連続無失点を樹立しました。

試合後、平良投手は、「今日特別に緊張したということはありません。試合後に西口投手コーチと森(友哉)さんに『おめでとう』と言ってもらってうれしかったです。ファンの方の応援もマウンドまで届いていますし、いつも以上に1球1球に大きな拍手をいただいて、とても力になりました」とコメントしました。

自身の記録を破られた豊田清投手コーチは、「平良にとっては『当たり前』のことだと思います。平良は我がブルペン陣が誇る一員ですから、毎試合信頼してマウンドに送り出しています。これからも、さらに信頼を得られるような投球を披露してほしいです。それを期待されている立場だと思うので、より精進してもらえればと思います。(自身と)同じリリーバーとして、縁あってライオンズで一緒になった平良が記録を更新してくれたことを本当にうれしく思います」と、教え子の記録更新を祝福しました。

連続試合無失点記録の日本記録は2006年に藤川球児さん(当時阪神)が樹立した「38」で、日本記録にもあと3試合と迫っています。試合は西武が楽天に2対0で勝利しました。