アメリカのバイデン大統領は１８日、政権発足から１５０日を迎えるにあたり演説し、ワクチン接種３億回分を超えたと成果をアピールしました。

バイデン大統領「戦時下のような対応のおかげで、政権発足１５０日でワクチン３億回分接種を達成できたのだ」

バイデン大統領は、ワクチンの普及で市民生活は正常化に向かっているとして、「去年とは全く違う夏を迎える。明るく安全な、喜びの夏だ」と述べました。

一方で、「良いことも悪いことも、真実を伝えなければならない」として、「ワクチン接種率の低い地域では、入院患者数が増えているところもある」と指摘。ワクチン接種の促進を改めて訴えました。

バイデン大統領は、来月４日のアメリカ独立記念日を「ウイルスからの独立だ」として、成人の７割が少なくとも１回の接種を完了させる目標を掲げていますが、接種率は伸び悩んでいて、地元メディアからは、「達成は難しい」との見方も出ています。