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“五輪代表争い”稲見・古江ともに出遅れ

2021年6月18日 23:08
“五輪代表争い”稲見・古江ともに出遅れ

18日、国内女子ゴルフのニチレイ・レディス初日(千葉県千葉市 袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース)。東京五輪女子日本代表争いで2番手につけている稲見萌寧選手が1オーバー56位タイ、3番手につけている古江彩佳選手がイーブンパー37位タイとそろって出遅れました。

世界ランク10位の畑岡奈紗選手の五輪出場がほぼ当確と言われる中、「2枠目」の代表争いがし烈を極めています。

現在、出場圏内の2番手(世界ランク24位)につけている稲見選手。10ラウンド連続でアンダーパーと好調を維持していましたが、この日はパットの調子をつかめず、1バーディー2ボギーのトータル1オーバーの56位タイでホールアウト。

稲見選手は、「もう少しパターが入っていたら流れが変わっていたけど入らなかった。(明日以降は)うまくショットを調整して少しでもスコアを伸ばせたらいいなと思います」とコメントしました。

一方、3番手(世界ランク28位)の古江彩佳選手は波の激しいラウンドとなりました。この日ティーショットのブレに苦しみ、3番パー4では大きく左に曲げてしまい、ダブルボギー。ほかにも3つのボギーをたたいてしまいましたが、パットがさえて5つのバーディーを奪い、イーブンパーの37位タイで初日を終えました。

古江選手は、「ティーショットだけ気持ち悪かったのが多かった。(東京五輪代表争い)そっちも頑張りたいけど、頑張るには目の前のことに集中するのが一番。ショットに集中して3日間残れるように頑張っていきたいです」と話しました。

五輪代表決定前の国内女子ツアーはこの大会を含め2試合。なお4番手(世界ランク31位)につける渋野日向子選手は次週、海外メジャー「全米女子プロゴルフ選手権」を残しており、そこで単独2位以上に入れば、大逆転での五輪代表が決定するだけに、五輪代表争いは最後まで目が離せません。

写真:日刊スポーツ/アフロ