アメリカでは規制が“解除”花火でお祝いも
アメリカ・ニューヨークでは規制の全面解除を花火でお祝いしました。カリフォルニア州でも規制がほぼ撤廃され、メジャーリーグのスタジアムでは、観客の人数制限もなくなりました。海外でのコロナをめぐる最新の動きです。
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■アメリカ 規制がほぼ解除、花火でお祝いも
(アメリカ感染者 3348万6103人
死者 60万 285人
※米ジョンズ・ホプキンス大 16日午後5時時点)
世界最多の3300万人以上が感染したアメリカ。ニューヨークでは15日、1年3か月ぶりとなる規制の解除を花火で祝いました。
ニューヨークの人は「打ち勝った!ニューヨークは戻ってきた!」
ニューヨーク州のクオモ知事は15日、ワクチンを少なくとも1回接種した18歳以上の割合が70%に達したとして、ほぼ全ての規制をただちに解除すると発表しました。
ニューヨーク市内にある寿司店では、これまで義務づけられてきた店内での社会的距離も撤廃され、カウンターがあるお店にとってはうれしい知らせとなりました。
寿司店「AZABU」では、パンデミック以降初めてカウンター席も利用出来るようになりました。
ニューヨークのすし店 AZABU・小川陽鼓さん「長かったですね。早く元に戻らないかなとずっと思っていたので、やっとという感じ」
カリフォルニア州でも15日、規制をほぼ撤廃し、経済活動が全面的に再開されました。メジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースのスタジアムにも以前の賑わいが戻ってきました。
観客の人数制限がなくなり、ゲート前には大勢のファンが集まってきています。中にはマスクをつけていない人の姿も目立ちます。
ワクチン接種を完了した人はマスクの着用義務もなし。カリフォルニア州では、18歳以上のおよそ7割が少なくとも1回のワクチン接種を終えています。
ドジャースのファン「1年3か月待っていたから、わくわくしています」
レストランの人数制限もなくなりました。
レストランの客「また昔のようにノーマルに戻った気がします」
アメリカの新規感染者数は、今年1月には1日30万人を超える日もありましたがワクチンの接種が進み急激に減少。今月15日にはおよそ1万人となっています。
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■中国 武漢に当局の車?メディア監視か
(中国感染者 9万1492人
死者 4636人
※中国・衛生当局 16日)
9万人以上が感染したものの、感染をほぼ抑え込んでいるとされる中国。
16日、私たちが、新型ウイルスが世界で初めて確認された武漢で取材をしていると。後ろから1台の車がずっと追いかけて来ているのがわかります。男性2人を乗せた車。ナンバープレートを外しています。身元をわからないようにするためと思われます。当局関係者でしょうか。
私たちが向かっていたのは新型コロナの流出説が再燃するウイルス研究所。メディアを監視する当局の車なのか。真意を確かめようとすると、2時間近く私たちを尾行した車は急発進して姿を消しました。
ウイルス研究所をめぐっては、2月に調査を行ったWHO(=世界保健機関)は、流出の可能性は「極めて低い」としていました。
しかし、先週行われたG7(=主要7か国)首脳会議では起源についてWHOによる透明性のある再調査を求めました。これに対し中国側は、「中国に対し無茶な非難をするのは科学に背を向けた政治的な操作だ」と猛反発しています。
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■台湾 日本からワクチン無償提供、接種開始「ありがたい」
(台湾感染者 1万2195人(市中感染)
死者 478人
※衛生当局より 16日)
これまでに1万人以上が感染した台湾。日本から無償提供されたアストラゼネカのワクチン接種が15日から始まりました。
台湾に住む人「日本からのワクチンは、ありがたいです」
台湾の蔡英文総統も、日本語でありがとうとツイート。台湾の接種率は3.6%に留まっていますが、日本からのワクチンの接種を終えれば人口の10%に達する見通しだということです。
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世界では1億7600万人以上が感染し、およそ380万人が死亡。
(世界感染者 1億7664万7146人
死者 382万2827人
※米ジョンズ・ホプキンス大 16日午後5時時点)
少なくともワクチンを1回接種した割合は、カナダがおよそ65%、イスラエルはおよそ63%、世界全体ではおよそ21%となっています。