空が海面に映り込み、幻想的な写真の数々。まるで、南米ボリビアの「ウユニ塩湖」で撮影されたようです。この写真が撮影されたのは、福岡県福津市にある全長３キロにわたる海岸です。

この日も撮影している人の姿がありました。

「めっちゃキレイだわ。こんな感じですね、キレイに撮れました」
カップル
「結構キレイでよかった。インスタ映え」

空と海がまるで合わせ鏡のようになった絶景。福津市では、この絶景を新たな観光スポット、“かがみの海”としてＰＲするため、写真を集めているといいます。

市の担当者に美しく撮影するコツを聞いてみました。

福岡・福津市地域振興課　上川祥也さん
「アングルを下から撮ることが、１番大事なポイントかなと。かがみの海がよりインパクトに写る。砂浜がどこまでも続くような写り方になる」

なぜ、ここまでキレイに撮れるのでしょうか？

福岡・福津市地域振興課　上川祥也さん
「福津の海岸が遠浅なので、潮が干潮とともに引いていく時に、ある程度水分を残しながら沖へと行くので、その水分に反射して、かがみの海が見られる。福津ならではの地形的な要因があると思う」

この“かがみの海”を守るため、日頃から近くの住民たちが取り組んでいるのが清掃活動です。

マリンショップ・ＰＡＮＴＡＩ　ＢＡＧＵＳ代表　渡辺公義さん
「自然からご褒美として、素晴らしい光景が子どもたち、また次の世代に残るのかなと思います」

地元の人が大切にしている“かがみの海”。

福岡・福津市地域振興課　上川祥也さん
「コロナが収束したら、いろんな所からたくさんの観光客が来られるようになったらなと思います」