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東京 渡航歴ない女性2人“インド型”感染

2021年6月15日 21:45
東京 渡航歴ない女性2人“インド型”感染

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が続く東京都内で、新たに337人の感染が確認されました。

都内の新たな感染者は、10歳未満から100歳以上までの337人で、先週火曜日(8日)と比べ、32人減少しました。直近7日間の感染者数の平均は375.9人で、前の週の92.1%となり、先週半ばから減少幅が鈍化しています。

都の担当者は、「横ばいに近く、リバウンドが懸念される」と危機感を示しています。

また、60代から90代までの12人の死亡が確認され、このうち3人の感染経路は、同じ病院の院内感染でした。この病院では、60人規模のクラスターが発生し、13人が死亡しています。

一方、新たに60代と70代の女性2人が、感染力の強いインド型変異株に感染していました。2人とも海外渡航歴はなく、70代の女性は、同居する娘から家庭内で感染していました。

60代の女性は感染経路が不明で、市中感染の可能性があります。

都内のインド型変異株の感染者は、68人となり、このうち渡航歴など海外とのリンクがない人は58人にのぼります。

都は、市中感染の広がりを警戒するため、スクリーニング検査など監視体制を強化します。