ＩＯＣ（＝国際オリンピック委員会）のバッハ会長は、東京オリンピックについて、「完全に実施する段階に入った」と述べ、予定通りの開催を改めて強調しました。

ＩＯＣ・バッハ会長「すべての関係者との緊密な協力のもと、東京オリンピックは完全に実施する段階に入った」

バッハ会長は１０日、ＩＯＣ理事会の後に会見を開き、東京大会の予定通りの開催に改めて強い意欲を示しました。その上で、検討していた今月の来日を断念したことを明らかにし、「７月中旬に日本に行く方が良いという結論に至った」と述べました。

また、２０３２年の夏のオリンピックの開催地として、オーストラリア東部のブリスベーンを、来月、東京で開かれるＩＯＣ総会に提案することを明らかにしました。

総会で、過半数の賛同を得て承認されれば、ブリスベーンが開催地に決まります。