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東京 インド型13人…市中感染の可能性も

2021年6月11日 22:16
東京 インド型13人…市中感染の可能性も

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が続く東京都内で、新たに435人の感染が確認されました。

都内の新たな感染者は435人で、先週金曜日に比べて37人減少し、29日連続で前の週の同じ曜日の人数を下回りましたが、減少の幅は小さくなっています。

直近7日間の感染者数の平均は386.4人となりましたが、依然として高い水準で、都の担当者は「感染者数が下がりきっていない。繁華街の人出の増加も減少幅の鈍化に影響している」と指摘しています。

また、70代から90代の8人の死亡も確認されました。

一方、新たに13人が、インドで蔓延する感染力の強い変異株に感染していました。都内で1日で発表された人数としては過去最多です。13人は全員、海外渡航歴がなく、このうち3人は、インド型変異株のクラスターが起きた都内の中学校に通う男子中学生でした。この中学校の生徒とその家族の感染者は、14人に上っています。

都の担当者は、「全員、海外リンクがないため、市中感染の可能性がある。都内での感染の広がりを注視していく必要がある」と話しています。都内のインド型変異株の感染者は63人となりました。