９日、都内の新たな新型コロナウイルス感染者は、先週に比べ４７人少ない４４０人です。また、新たにインド型変異ウイルスの感染者が、過去最多の１０人確認されました。

東京都・小池知事によると、「同じ中学校の関係でのクラスターということです」ということです。１０人は、８日、判明した男子生徒と仲のいい同級生４人と、その家族でした。

緊急事態宣言が長引く中、市場から直接仕入れた新鮮な魚介が売りの海鮮居酒屋は─。

時短営業要請に従う海鮮居酒屋店長「ランチ以外は、５月はお客さんがゼロでした」

時短営業に加え、酒が提供できない影響は大きく、都からの「協力金」を頼りにしていますが。

時短営業要請に従う海鮮居酒屋店長「２月からの協力金が、いまだ入っていない。４か月遅れているわけで」

今月３０日からは４月５月分の申請受付が始まりますが。

時短営業要請に従う海鮮居酒屋店長「（６月末から）『もらえる』じゃなくて『申請が始まる』となると、そこからさらに時間がかかって支給でしょうから。スピード感を持った対応を求めたいな、と思います」

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さくさくの衣に包まれた食材。都内の串揚げ専門店、４店舗中、半分が休業しているにもかかわらず、逆を行くような戦略に出ました。串揚げ専門店マネジャーは「採用をかけると、１００人以上の方が応募されてきて」ということです。

飲食業の苦境が続く中、あえて普段の５倍のスタッフを募集したのです。採用された男性（５４）、実は─。

去年５月から勤務する店員（５４）「１６０年続く老舗の料理屋で働いてました」

２０年以上のキャリアを持つ、ベテラン日本料理人です。下処理が難しいとされるハモも、あっという間にさばける腕前です。

去年５月から勤務する店員（５４）「いろんなことに挑戦してみたくて（老舗料理店を）やめたんですが、コロナになりまして」

飲食店の求人が激減し、困っていたところ、この店の募集を見つけたといいます。

去年５月から勤務する店員（５４）「（Ｑどうですか働いてみて）新鮮だらけですね。もっと簡単なのかなって思ったら、全然簡単じゃないですね」

苦しい状況の中、多くのスタッフを集めたワケは─。

串揚げ専門店マネジャー「たとえば、この前菜ですとかは（採用者の）長年培ってきた技術をいかした目にも楽しく味も楽しめるレパートリーが増えた。プロの方がいることで、お店のメニューの多様性も広がっていく。コロナが収束するのを願って、その後に向けて準備をしている」

６月９日放送『ｎｅｗｓ　ｚｅｒｏ』より