AS代表・乾「待ち望んだ五輪」東京へ
アーティスティックスイミング東京五輪代表の乾友紀子選手が7日、オンラインでの取材に応じ、開幕まで50日を切った東京五輪に向けて「やっとここまで来たなという感じ。待ち望んだ五輪。練習をしっかりつんで本番に臨みたい」と意気込みを語りました。
「リオ後の次が東京じゃなかったら現役を続けていなかったと思う。自国開催の五輪はそこに出場できることは奇跡のようなことなので、ずっと長く練習してきたことをぶつけていきたい」
日本代表のチームテクニカルは「空手」、チームフリーは「祭り」と日本にちなんだテーマで演技が構成されています。
「テクニカルは『空手』のクールなところを見せたい。チームのフリー(祭り)は演技内容がつまっていて、とてもハードな内容。それを見ている人が感じないように一気にのめり込んで、最後は私たちと一緒に盛り上がってもらえるような演技を見せたいと思います」
アーティスティックスイミングで2強とされるのはロシアと中国。日本は3番手をウクライナと争っている状況です。2019年の世界選手権ではチームテクニカル、フリーともにウクライナに競り負け4位に。
それでも井村雅代ヘッドコーチは、「私たちにしかできない切れる脚、完璧な同調性を見せれば(ウクライナに)勝てるチャンスはある」と自信をのぞかせました。
「スポーツは実際にやる人だけではなく、見てくださる方、応援してくださる方と感動を共有できることが素晴らしさ、観客は入ってほしいですが、かなわなくても映像を通じて、私たちのひたむきさ、人は人が一生懸命な姿に感動するし、勇気づけられるので、そういうのは伝えられると思う」
日本代表は17日から「日本アーティスティックスイミングチャレンジカップ2021」(静岡)でエキシビションを行う予定です。
写真:西村尚己/アフロスポーツ