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合計特殊出生率 5年連続で前年を下回る

2021年6月4日 17:28
合計特殊出生率 5年連続で前年を下回る

女性一人が生涯に出産する子どもの数を表す合計特殊出生率は、去年は1.34で、5年連続で前の年を下回ったことがわかりました。

厚生労働省によりますと、女性が生涯に産む子どもの数を示す「合計特殊出生率」は、去年は前の年より0.02ポイント下がり、1.34でした。前の年を下回るのは5年連続です。また、去年生まれた子どもの数「出生数」は前の年より2万4407人減って84万832人となり、統計を開始した1899年以来、最も少なくなりました。

一方、死亡した人の数「死亡数」は、前の年から8445人少なくなり、137万2648人でした。高齢化で「死亡数」は増加が続き、前の年より減少したのは11年ぶりです。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、肺炎で亡くなった人は、前の年より1万7073人減少しました。