ＴＰＰ＝環太平洋経済連携協定に加盟する１１か国は２日、イギリスの参加に向けた交渉を始めることを決定しました。

２日にオンラインで開かれた閣僚級の「ＴＰＰ委員会」では、２月に加入の申請があったイギリスについて加入に向けた交渉を始めることで一致しました。発足した当初の１１か国以外でＴＰＰの加入交渉を行うのはイギリスが初めてとなります。

西村経済再生担当大臣「自由で公正な経済秩序を構築をしていくとともに、日英の経済関係の強化は戦略的な観点からも、大きな意義がある」「加入の手続きの開始を歓迎しているところ」

イギリスが参加すれば、ＴＰＰ加盟国のＧＤＰの合計はおよそ１３．５兆ドルとなり、ＥＵのおよそ１５兆ドルに近い巨大な経済圏となります。