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大坂なおみの投稿全文 全仏棄権の理由語る

2021年6月1日 13:55
大坂なおみの投稿全文 全仏棄権の理由語る

1日、自身のSNSで全仏オープン途中棄権を発表した大坂なおみ選手。大会前に投稿した「会見拒否」について、想像も意図もしなかったと語った上で「メッセージが明確ではなかったことは認めている」とつづられています。さらに「ながらくうつに悩まされていた」ことも明かしました。

■以下、コメント全文の日本語訳(※原文は英語)

こんにちは皆さん。数日前に投稿した時には、想像も意図もしなかった状況になりました。大会やほかの選手、私の健康にとってベストなことは、私が棄権をし、皆さんがパリでの大会に再び集中できるようにすることだと思います。

私は決して邪魔者にはなりたくないし、理想的なタイミングではなかったこと、メッセージが明確ではなかったことは認めています。何より、私はメンタルヘルスを軽視したり、この言葉を軽く使ったりは決してしません。真実として、2018年の全米オープンの時から長らくうつに悩まされていて、それに向き合うのに困難な日々を過ごしてきました。

私を知っている人は、私が内向的な人だと分かっているし、トーナメントで私を見かけたことがある人は私が不安を緩和させるためによくヘッドホンをつけていることを知っています。

テニスの報道陣はいつも私に親切でしたが(傷つけたかもしれない素敵な記者の皆さんには特に謝りたいですが)、私はもともと人前でうまく話せる人間ではなく、世界のメディアの前で話すときはとてつもない不安を感じます。本当に緊張するし、一番よい回答をしようとすることにいつもストレスを感じます。

ここパリでは、すでに傷つきやすく不安になっていたので、会見に出ずに自己管理をするのが良いと思いました。大会のルールはかなり時代遅れな部分があると感じていて、そのことを強調したかったので事前に会見に出ないことを表明しました。

大会側に対しては個人的に謝罪の文書を書き、四大大会は厳しい戦いなので大会が終わったら喜んで話し合いたいと伝えました。私は少しの間、コートから離れることになりますが、時期が来たら、選手や報道陣、ファンの皆さんにとってより良くする方法についてツアーと話し合いたいと切に思います。

とにかく、皆さんが元気で安全でいることを願っています。皆さんのことを愛してる。また会いましょう(※ハートマークの絵文字)。

■写真:アフロ