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中国“研究所流出”改めて指摘の米など批判

2021年5月31日 23:41
中国“研究所流出”改めて指摘の米など批判

新型コロナウイルスの起源をめぐり、アメリカなどが中国・武漢の研究所から流出した可能性を改めて指摘したことについて、中国外務省は、31日、強く批判しました。

武漢の研究所からのウイルス流出説をめぐっては、現地調査を行ったWHO(=世界保健機関)の調査団が、否定的な見方を示しましたが、先週になってアメリカのバイデン大統領が情報機関に追加調査を指示したほか、イギリスメディアもアメリカやイギリスなどの情報機関の中で「現実味がある」との見方が浮上していると報じました。

これに対し、中国外務省の報道官は31日の会見で、「中国は2度にわたり、WHOの専門家による調査を受け入れ、透明性をもって協力している」と強調しました。

その上で、「アメリカなど少数の国は、政治的な目的で国際的な研究協力を壊すべきではない」と述べ、アメリカなどの姿勢がかえってウイルスの起源解明の妨げになるとの考えを強調しました。