一体どこから?中国でゾウの群れ街に現れる
中国・雲南省。街中の建物に設置された監視カメラがとらえたのは、野生のゾウです。門を鼻で押し開け、敷地内に入ってきたゾウは食べ物でも探しているのでしょうか。あたりをウロウロ。
ゾウは街のど真ん中にも、大通りを映したカメラには次々と道路をわたるゾウの姿が。なんと、現れたのは十頭を超える群れだったのです。
小ゾウを連れて歩く様子など、あちらこちらでその姿が目撃され、思わぬ来訪者に街は一時騒ぎに。付近の住民は避難を余儀なくされました。一体、彼らはどこからやってきたのでしょうか。
中国メディアによりますと、確認されたゾウの群れは、元々はミャンマーとの国境近くにある自然保護区に生息していたということです。
ところが去年12月、そこからおよそ400キロ離れた地域で発見。30日には雲南省の省都・昆明市の市街地から半径100キロほどの区域で確認されています。
これまでに、ゾウによるけが人の情報は入っていませんが、トウモロコシなどの畑が荒らされ、日本円でおよそ1億2000万円の被害が出ているということです。
シーサンパンナ 国立自然保護区生態学研究所・上級技師「こんなことは今まで一度もありません。原因については今後さらに観察し研究する必要があります」
原因は不明とする意見がある一方、中国メディアは、「食べ物を探しているうちに市街地に迷い込んだのだろう」との見方を伝えています。