女子テニス世界ランキング２位の大坂なおみ選手（２３）が３０日、この日に開幕した四大大会、全仏オープンの女子シングルス１回戦に登場しました。

去年の全米オープン、今年２月の全豪オープンに続く四大大会３連勝を狙う大坂選手は、世界ランキング６３位のＰＭ・ティグ選手（ルーマニア）と対戦。第１セット、大坂選手は第２ゲームでいきなりブレークに成功します。その後は互いにキープを続けますが、第９ゲームにティグ選手にブレークを奪われてしまいます。それでも第１０ゲームは相手にポイントを与えることなく、すぐにブレークバックに成功。第１セットは大坂選手が６－４で先取します。

第２セットは両者キープを続け、タイブレークに突入します。互いに譲らない一進一退の攻防を繰り広げますが、最後は大坂選手がバックハンドをたたき込み、７－６でものにしました。

１時間４７分の熱戦となりましたが、セットカウント２－０で大坂選手がストレート勝ち。試合後、コート上で行われたインタビューで大坂選手は、「（クレーコートへの適応は）まだ発展途上の段階です。試合を数多く戦いながら上達できればと思います」と語りました。

大坂選手は２回戦で世界ランキング１０２位のＡ・ボグダン選手（ルーマニア）と対戦します。


写真：アフロ