中国南西部の街に野生のゾウの群れが現れ、住民らが避難する騒ぎとなりました。

真夜中の大通りを悠々と横切る黒い影。列になって歩く十数頭のゾウたちです。中国国営テレビによりますと、南西部・雲南省で２７日、野生のゾウの群れが市街地で歩き回っているのが見つかり、付近の住民が避難する騒ぎとなりました。

監視カメラには、ゾウが自らの鼻で門を押し開き、建物の敷地内へ入っていく様子も映っています。その後、群れは市街地を離れ、けが人はいなかったということです。

ゾウたちは先月から近くの農村で目撃され、トウモロコシなどの作物が被害にあっているということで、中国メディアは、「食べ物を探しているうちに市街地に迷い込んだのだろう」との見方を伝えています。