２０２１年は、九州から東海にかけて記録的に早い梅雨入りとなりました。５月に入ってからの雨量は、北陸や北日本を含め、広い範囲で平年を上回っています。

今後の梅雨前線の動向については、不確実な面もありますが、雨量については、ほぼ平年並みとなる地方が多いでしょう。空梅雨傾向が続いていた沖縄は、今後は前線や湿った空気の影響を受けやすくなり、まとまった雨の降る日がありそうです。

気温は全国的に平年より高くなる見込みで、南ほどその傾向が強いとみられます。蒸し暑い日が多く、食べ物が傷みやすい時期でもあり、食品の管理には注意が必要です。また、梅雨の晴れ間には真夏日になる所もあるでしょう。熱中症にも注意が必要です。

●１か月予報（５月２９日から６月２８日までのまとめ）

《気温の予想》
北日本：平年より高い確率４０％
東日本：平年より高い確率５０％
西日本：平年より高い確率５０％
沖縄・奄美：平年より高い確率７０％

《降水量の予想》
北日本：平年より多い確率４０％
東日本：平年並みの確率４０％
西日本：平年並みの確率４０％
沖縄・奄美：平年より多い確率４０％

《日照時間の予想》
北日本：平年より少ない確率４０％
関東・東海：平年より少ない確率４０％
北陸：平年並みの確率４０％
西日本・日本海側：平年並みの確率４０％
西日本・太平洋側：平年より少ない確率４０％
沖縄・奄美：平年より少ない確率４０％