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台湾・蔡総統「ワクチン購入を中国が妨害」

2021年5月27日 12:54

台湾の蔡英文総統は、新型コロナウイルスのワクチンの購入を、中国に妨害されたと批判しました。

台湾・蔡英文総統「台湾政府とドイツのワクチン工場との契約が成立する直前で中国に介入され、今も契約できていません」

台湾の蔡総統は26日、所属する民進党のオンライン会議の中で、ドイツのビオンテック社との契約を妨害されたと中国を名指しで批判しました。感染者が急増している台湾では、ワクチンの接種率は今も1%未満で、安定的なワクチン確保が市民の最大の関心事となっています。

これに対して、中国外務省の報道官は「台湾は、中国からワクチンを入手すればスムーズだ」と発言し、中国からのワクチン提供を拒否している台湾をけん制しました。

台湾政府は、欧米の製薬会社などから3000万回分のワクチンを確保できていて、ワクチンは足りていると説明しています。