×

久保建英 意外な趣味「魚を見るのが好き」

2021年5月26日 20:37
久保建英 意外な趣味「魚を見るのが好き」

サッカー日本代表の久保建英選手(19)が26日、日本テレビの単独インタビューに応じスペインでの今季を「うまくいかない事ばかり」と振り返りました。そして佳境を迎えているW杯アジア2次予選でW杯予選代表最年少ゴールが期待されている久保選手は、「そろそろ決めたい」と語りました。さらに「魚を見るのが好き」という意外な趣味を明かしました。

■「納得のいくシーズンではない」
スペインリーグ1部のレアル・マドリードから期限付きでビジャレアル(同1部)に移籍した今季、久保選手は出場機会に恵まれず、今年1月にはヘタフェへ期限付き移籍。しかし、そこでも満足のいく出場時間を得られませんでした。それでも残留がかかった試合で今季リーグ戦初ゴールを決めチームを1部残留に導きました。

――ヘタフェを残留に導くゴールについて
「プロキャリアは短いですけど、あんな重要な場面でゴール決めた事がなかったので、どう喜んでいいかわからなかったです。最初みんなのところに行く時は興奮して覚えていないですけど、そのあとは冷静にという感じですね」

――あのゴールの価値は?
「本当に自分自身あまり納得のいくシーズンではなかったので、うまくいかない事だらけだったので、試合前に『一発逆転あるとしたら今日だぞ』と自分に言い聞かせて試合に臨んだので、結果としてあらわれてよかったなと思っています」

――あの1点取るか取らないかで全く違うシーズンになる?
「0点と1点だとリーグ戦ですけど違いますし、それでチームも残留になって最後の1週間雰囲気もよかったですし、そういった意味で非常に価値のあるゴールだったかなと思います」

――苦しんだシーズンだからつかんだ事は?
「半年ちょっとうまくいかなくて、そのツケを1年間払ってしまったという形だと思うんですけど、そういった事も含めて経験として自分の中に1年間溜め込めたと思うので、次は同じ結果を繰り返さないように、プラス得た経験を生かしていけたらいいかなと思います」

■日本代表でのゴール「そろそろ決めたい」
――個人としてW杯予選日本代表最年少ゴールがかかるが?
「2年前くらいから試合に出させてもらっていて何試合か、それで決めきれていない自分もいるので惜しいチャンスで、本当に最年少とかなくなってしまうかもしれないのでそろそろ1個くらい決めておきたいなと思っています。いいところで今のところ自分は決めてきているので、こういった勝ち抜けという状況の中で決められたらいいかなと思います」

――今までは「ゴールというよりチーム」という言葉が多かったが今日は「そろそろ欲しい」という言葉、今までとは気持ちが違う?「いいかげん2年くらい取れていないので、そろそろ取って、このままどんどん数字を伸ばしていきたいなというのは自分の中にもあるので、振り返った時にゴール数多い方がいいので、しっかりそこは狙っていきたいと思います」

――日本サッカー史に名を残すチャンスでもあるが?
「残せればいいですし、残せなくてもそこで自分のサッカーが終わる事ではないので、それは自分のプレー次第だと思うので、しっかり準備するだけかなと思います」

■日本代表のエース「一目見てわかる選手」
――日本代表のエース・中心選手に求められる事は?
「どの国であれ国を背負って戦うエースというのは自然と目がいく。例えばサッカー知らない人でもこの人、これだなとわかると思うので、一目見てわかるそんな選手がエースなのかなと思います」

――日本代表2列目のし烈なレギュラー争いを勝ち抜くには?
「本当に今年失敗しましたけど、あと1本というところまで自分はきていたと思いますし、シーズン通して活躍する事がまずは代表に入ってくるためのアピールになると思います。代表の練習だったり試合でアピールしていくという、その2段階をしっかりやっていけたらいいかなと思います」

――日本代表チームの雰囲気に慣れてきた?
「慣れが一番怖くて慣れが一番良くないと思いますし、自分は毎回毎回新加入、という言い方もおかしいですが新人なので、そういったつもりで毎回新鮮な気持ちで代表には臨めているかなと思います」

■W杯へ「善戦ではなく、やらなきゃいけない」
久保選手は2018年のロシアW杯にU-19日本代表メンバーの一員として、A代表に帯同し、決勝トーナメント1回戦ベルギー戦をスタンドで観戦。終了間際にベルギーに決勝点を許した「14秒の衝撃ゴール」をどう感じたでしょうか?
――ロシアW杯のベルギー戦の14秒の衝撃はどう感じた?
「ベルギーは強かったですしブラジルにも勝ってフランスには負けましたけど、すごくいいサッカーしていて、そのチームにすごく善戦していたのはびっくりじゃなくて、これぐらいやるんだろうなと、やらなきゃいけないんだろうなと思いましたが、これが国を背負って戦う一発勝負なんだなと思いました。その相手に勝たないと先はないと思うので、そのレベルの相手と日頃からやっている自信はありますけど、国を背負ってまた一段階ギアを上げてくるのが列強だと思うので、そういう相手に対応できるように自分個人としても経験値をあげていけたらいいなと思います」

――カタールW杯への思い・目標は?
「自分はロシアW杯に帯同させてもらって、Uー19のメンバーとして紅白戦にも出させてもらって試合も見て短い時間を経験した分、次は自分が出たいなと本当になんとなくぼんやりした思いがありました。今はこうやってA代表のメンバーに入っているという事で、よりいっそう、この中で生き残りたいなという思いは強くなっていますし、そのために結果を残していけたらいいかなと思います」

――W杯ベスト8ベスト4に必要な事は?
「実力と多少の運も必要になってくると思いますけど、まずは実力がないと話にならないので、まずは僕個人がそこに生き残るための実力をつけられるように日々の練習から取り組んでいけたらと思います」

――中心選手になるために必要なプレーは?
「みんなに認めてもらう事が一番だと思いますし、チームメートや監督、ファンのみんなだったりいろんな人から『こいつが中心』だと思われないと本当の中心選手にはなれないと思うので、そういった選手になれるように頑張っていけたらなと思います」

――監督は久保選手に得点を求めている
「そうやって自分に発破をかけているというか期待してくれる事はすごくいい事だと思うので期待に応えられるように頑張ります」
――無観客でのミャンマー戦に向けて
「みなさん自粛されて娯楽も限られている中で、テレビ観戦というのはひとつの重要な娯楽の1つになっていると思いますし、そういった意味でたくさんの人に元気を届けられるようなそんな試合になればいいかなと思います」

■最近のマイブーム「魚釣り動画」
――以前はドライブにハマっているといっていたが今は?
「最近本当にタイムリーなのはYouTubeで魚釣りだったりとか、魚取ったりそういう動画にハマっています。魚釣りや生きた魚を見るのが結構好きなので」