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稲見萌寧 五輪出場圏内浮上に「意識せず」

2021年5月26日 14:56
稲見萌寧 五輪出場圏内浮上に「意識せず」

女子ゴルフで今年5勝を挙げ、24日に発表された世界ランキングで22位となり、東京五輪代表圏内の日本勢2番手に浮上した稲見萌寧選手(21)。26日に会見を行い「意識せず目の前の試合を頑張って、もう少しランキングを上げたい」と、今の心境を語りました。また、2月に第1子を出産した横峯さくら選手(35)が、出産後約3か月で競技に復帰することに「尊敬する」と語りました。

■以下、稲見選手の主な一問一答

――ここまでの大会を振り返って

今年に入って5勝できたことは、自分でも驚き。シーズン前もここまで勝てるとは思っていなかったので、すごくうれしい気持ちです。

――毎試合上位に入りハードな戦いが続いていると思うがコンディションは?

疲労とかはどんどんたまってきているけれど、練習ラウンドはいつも調子があまりよくない状態なので試合になって調整できたらいい。

――どういったところが調子がよくない?

スイングやボールを当てる感覚、スイングを考えたりしているのでいまいちタイミングが合わなかったりとか、細かな部分の調整をしている。

――リラックスする時間は?

特にそういうことはしていない。ケアを受けている時にトレーナーさんと話したり、そのくらいのレベル。

――五輪ランキングで日本勢2番手になったが?

まだ1か月あるので、本当にどうなるか分からない。あまり意識しすぎないように、目の前の試合を頑張って結果的にもう少しランキングが上がったりしたらいいなと思う。

――東京五輪への意識は?

私自身はあまり(意識は)していない。もちろん出たいという思いはありますけど、そこを考えても目の前の試合を頑張らないと意味がないので、目の前の試合の方が私は優先して頑張っている。出たいという意識がメインであるわけではない。目の前の試合を頑張って結果的に出られたらいい。

――横峯さくら選手が出産後3か月でツアーに復帰するが、お母さんになった選手がツアーに参加することは?

出産されて体のコンディションや、おなかが大きかった時には練習もできなかったと思うので、体のメンテナンスとか、感覚を取り戻して試合に挑まれているというのはすごいこと。私はまだ21歳だけれど、この年齢で毎週やって疲れるというだけでコンディションが結構変わってしまうので、もっと体のコンディションが変わっていると思う。また新たに挑戦という気持ちで挑むのは本当にすごい。尊敬しています。

稲見選手は27日からリゾートトラストレディス(愛知・セントクリークGC)に臨み、今年国内6勝目を狙います。

写真:日刊スポーツ/アフロ