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除染後の放射線量 約5万か所で“再上昇”

2021年5月26日 17:38
除染後の放射線量 約5万か所で“再上昇”

福島第一原発の事故後、除染を行っても、その後のモニタリングで再び放射線量が上昇した場所は、データがある場所の1割ほどにあたる約5万か所あることがわかりました。

これは、会計検査院が「除染する前」「除染直後」「除染後半年から1年」のデータがそろっている、国が行う除染地域、約56万か所の空間線量率について調べたものです。

その結果、除染直後の測定に比べ、除染後半年から1年の方が放射線量が高かったケースが5万4か所あることがわかりました。さらに、除染前の測定より除染後半年から1年の方が放射線量が高かったケースは、621か所あることもわかりました。

除染を進めている環境省は「高低差のある場所や、水の通り道では線量が上がる場所があり、追加除染を行っている」としています。