×

ワクチン接種 上野「チームの方針に従う」

2021年5月19日 0:29
ワクチン接種 上野「チームの方針に従う」

18日、宇津木スタジアム(群馬・高崎市)で、ソフトボール女子日本代表の合宿が行われました。

北京五輪金メダルメンバー・エースの上野由岐子投手はブルペンで約140球の投げ込み。今月、日本リーグ前半節を戦い終え、「納得のいくボールを投げられていなかった」というシュートとドロップの感触を入念に確認しました。

練習後取材に応じた上野投手は、6月1日以降で調整が進められている日本選手団へのワクチン接種について、「自分の個人的な判断をするところではない。チームの方針に従うだけ。やるべきことをしっかりやって、臨むだけかなと思います」と言及しました。

キャプテンの山田恵里選手は、「指示に従いたいと思います」と話し、上野投手と2枚看板としての活躍が期待される藤田倭投手は、「ワクチンのことはまだそこまで考えていない。色んな意見があると思うが、選手は五輪に向かって準備をしていくのが大事。自分は最高の準備をしていきたい」とコメントしました。

宇津木麗華監督は、「機会があるなら選手にはぜひしてほしい。外国の方との勝負なので、彼女たちにとって一番安全な対応をとってほしい」と語りました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、5月に予定されていた海外チームとの強化試合は全てキャンセルとなりました。6月以降もビザの関係などで、海外チームとの試合は実施の見通しが立っていません。

日本代表チームは実戦の機会を設けるため、6月21日から25日までの5日間で計10試合、日本リーグに所属する若手選手の選抜チームとの強化試合を行う予定です。