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余ったワクチン誰に?抽選で急きょ連絡も

2021年5月17日 20:23
余ったワクチン誰に?抽選で急きょ連絡も

新型コロナウイルス感染拡大防止の鍵を握るワクチン接種。新潟県新発田市は17日から、市が行う接種の予約を開始しました。

ネット予約が不慣れな高齢者のために、「対面予約」を取り入れましたが、会場には人だかりが…。朝から人が殺到し、4時間ほど待った人もいたということです。

埼玉県狭山市では、17日から高齢者への接種を開始。今週は80歳以上の住民限定ですが、来週以降、対象年齢を下げていくといいます。

ワクチンの集団接種で、各地で問題になっているのが、キャンセルなどで余ったワクチンの扱いです。接種を担当する各医療機関に任せているという狭山市。入間川病院では、入院している患者に余ったワクチンを接種しているといいます。

一方、別のやり方で、余ったワクチンをほかの人に回す自治体も。埼玉県の東部に位置する杉戸町では、今月から高齢者への集団接種を始めました。取材班が見せてもらったのは、「抽選箱」と書かれた箱です。

杉戸町健康支援課・小倉寿幸主幹「キャンセルが当日発生したときに抽選を行う際に使用する抽選箱」

杉戸町では、あらかじめキャンセル待ちの申し込みを募集。集団接種を行った15日には6件のキャンセルが発生。キャンセル待ちの中から、抽選で選ばれた住民に急きょ連絡がいきました。実際に抽選で選ばれ接種できた人は…。

抽選で選ばれ接種できた人「うれしかった。一日でも早く受けたかったから」

広がるワクチン接種。一人でも多くの住民が早く受けられるよう、さまざまな方法で進められています。