新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が続く東京都内で、新たに１０１０人の感染が確認されました。都内の感染者は、４日ぶりに１０００人を超えました。

東京都内の新たな感染者は、１０歳未満から９０代までの１０１０人で、４日ぶりに１０００人を上回りました。直近７日間の感染者数の平均は９３３．９人となり、６日（木）から２６．８％増加しました。

年代別では、３０代以下の若い人が６割を占めています。重症者は１２日から２人減って８４人となりましたが、依然として高い水準で推移しています。

都の専門家は、感染力の強い変異株の影響で、重症者と入院患者数も増加して、「医療体制が危機に直面した第３波の時の人数に近付いている。徹底して感染者を減らす対策が必要だ」と、警鐘を鳴らしています。

一方、厚生労働省によりますと、全国の１２日時点の重症者は、前の日から２５人増え１２１４人でした。初めて１２００人を超え、５日連続で過去最多を更新しています。