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悩める新入社員 「5月退職」多いワケ

2021年5月13日 10:11
悩める新入社員 「5月退職」多いワケ

慣れない新生活で人間関係に悩むなどして、ゴールデンウイークが明けてから退職する新入社員が相次いでいます。退職代行サービスによると、退職が最も多いのは5月。11日に退職を申し出たばかりの医療事務の職員に、話を聞きました。


■連休明けに「退職」申し出…ワケは

「『退職したい』って、退職する前日に(家族に)泣きながら言いました」

都内に住む20代の島田さん(仮名)は、新卒で4月に就職したばかりのクリニックに11日、退職を申し出ました。

「一番は人間関係ですかね。そこから精神的に(苦しく)なっちゃうというのがあったので」と島田さん。慣れない環境での新生活。上司からの言葉に、傷ついたといいます。

「『まだできないのか』みたいな、『もっと勉強してもらわないと困る』みたいな。プレッシャーもあったし、嫌だなと思った」

勤務先では研修がなく、同期もいませんでした。新型コロナウイルスも要因の1つでした。


■旅行業界への就職目指すも…

「もともと旅行をするのが好きで、ツアーコンダクターとか、そういう人になりたいと思っていました」と島田さん。旅行業界への就職を目指し、大学で専門の資格も取得しました。しかし、感染拡大が打撃となりました。

「コロナがはやった時に(去年の)緊急事態宣言が明けて、また(感染者が)増えた時に、ああもうダメだなと思って」と振り返ります。

求人条件の厳しさなどから目標を断念。その後、医療事務として就職したものの、1か月で退職を決め、「退職代行サービス」を利用しました。


■じっくり考える「連休」が影響か

「退職代行SARABAユニオン」によると、新入社員の退職は5月に多い傾向です。

退職代行サービス
「5月病というのもありますので、一番多くなる時期は5月です。予想にはなりますが、連休中の落ち着いた時に、ゆっくり考えて、やはりここではやっていけない、ということで」

退職理由の一番は人間関係で、連休後の今週に入って相談が1日に100件を超える日もあったといいます。

再就職について島田さんは「(旅行業界を)諦められなくてまだ考えているけれど、コロナがもう終わった、みたいな感じになれば、また目指したいなとは思っていますね」

(5月12日『news zero』より)