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KNT―CTHD 400億円出資受け入れ

2021年5月12日 20:58

近畿日本ツーリストなどを傘下に持つKNT―CTホールディングスは、債務超過を解消するため、親会社の近鉄グループホールディングスと取引銀行から、合わせて400億円の出資を受けると正式に発表しました。

発表によりますと、出資の受け入れは、議決権がない代わりに高い配当を得られる「優先株」を新たに発行する方法で行い、親会社の近鉄グループホールディングスと、取引銀行の三菱UFJ銀行と、三井住友銀行から、合わせて400億円の資本支援を受けるということです。

KNT―CTHDが12日に発表した去年4月からの1年間の決算は、新型コロナによる旅行需要の大きな落ち込みにより、最終損益が過去最大の284億円の赤字でした。

今年3月末時点で、96億円の債務超過となりましたが、今回の出資の受け入れで、6月末には解消する見通しだということです。