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腹ペコで危険増加? ニシキヘビ逃亡6日目

2021年5月11日 19:16
腹ペコで危険増加? ニシキヘビ逃亡6日目

横浜市戸塚区のアパートから、体長3.5メートルのアミメニシキヘビが逃亡して6日目。11日も、警察・消防など20人以上で、住宅街の側溝や車両の下なども、念入りに捜索しています。

さらに、民家の敷地内も随時捜索が行われています。住民にはチラシを配布し、目撃情報を募っています。

捜索に協力した住民
「あちこち見たいなら見てくださいよ。協力しますよ、わたくしは。協力しないと捕まんないよ」

ヘビの逃走のため、恒例行事を中止する人も――

住民
「山の奥にうちのお稲荷さんがある。夏になったら掃除しなきゃいけないが、それも中止にしようかと」

しかし、いまだに目撃情報はなし。緊張が続く中、専門家が新たな危険性を指摘。

野村獣医科センター・野村潤一郎院長
「逃げた時は、かなり腹ぺこですね。腹いっぱいのニシキヘビは、とぐろ巻いて、ぴくりとも動かない」

仮に、現在も腹をすかせた状態だと、攻撃的になるというのです。動物園にいる同じ種類のヘビの映像。攻撃する時は、素早い動作でかみついてきました。

夕方には、赤外線カメラで逃走現場のアパート内を再び捜索しましたが、見つかりませんでした。

今後の注意点は――

野村獣医科センター・野村院長
「たまたまヘビが、この家は隠れ場所にいいなと認識すれば、部屋に入ってくる事もある」

狭く暖かい場所を好むというニシキヘビ。警察などは、住民に警戒を呼びかけると共に、捜索を続けています。