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“塩野義ワクチン”条件整えば年内に供給も

2021年5月11日 14:39

塩野義製薬は、独自に開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、臨床試験や承認申請の方法などを国などと協議していて、条件が整えば、年内に国内での供給が可能だと明らかにしました。

塩野義製薬によりますと、独自に開発中の新型コロナウイルスのワクチンの承認に向けて、現在、一部の抗がん剤などにのみ認められている「条件付きの承認制度」を、新型コロナのワクチンにも適用するよう国などと協議しているということです。

塩野義製薬は安全性を確認する初期の臨床試験を実施中ですが、ファイザーなどのワクチンが広まったことで、承認に必要な大規模な臨床試験を行うことが困難な状況になったため、代替となる安全性と有効性を評価できる方法を、国や審査機関と協議しているということです。

ワクチンの供給に向けてすでに生産工場の整備ができているということで、塩野義は条件付きで承認されれば、年内にも、国内での供給を目指すとしています。