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ラグビー日本再始動 ジョセフHC独占直撃

2021年5月8日 0:25
ラグビー日本再始動 ジョセフHC独占直撃

6日、ラグビー日本代表の1年8か月ぶりとなる活動再開について、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチが独占インタビューに答えました。

現在、ジョセフHCが選出している代表候補54名の選考基準について、「まずは経験豊富な選手。試合展開を理解し代表経験があること。自信を持って代表入りしてくれるでしょう。第二に日本代表にふさわしい可能性を持つ選手。代表から引退した選手が複数いますから、次の段階に上がっていけそうな能力を示した選手たちです」

W杯の経験者については、今季のトップリーグでのさらなる成長を評価しています。

「1人は田村優(キヤノン)。W杯以降成熟しキヤノンで安定したプレーをしています。キヤノンのキャプテンとしてリーダーシップもついてきました。

そして、ピーター・ラブスカフニ(クボタ)。クボタのリーダーの1人でチームの躍進を支えていますが、W杯での力強いプレーを見れば彼のリーダーシップは明らかです。19年W杯では彼の活躍は際だっていましたし、逆境でもリーチたち中心選手をよく支えていました」

また、海外でプレーする2人のパフォーマンスを絶賛。

「姫野和樹も松島幸太朗も、2人とも慣れ親しんだ場所ではないなじみないチームでプレーをしています。松島に至っては英語圏ではないフランスでプレーしています。あらゆる点でこの2人には期待できると思います。2人とも早く溶け込むという特別な能力を発揮し、適応してプレーの質を高めています。ニュージーランドにいる間は、姫野をじっくり視察できましたが、毎週能力を上げています。また、遠くからではありますが、松島も注視していました。毎週のようにトライを決めてチームに貢献しています。もちろんこの2人だけではなく、どの選手にも注目しています。どの選手もなくてはならない選手となるでしょう」

代表候補54名のうち代表未経験者が22人と、フレッシュな顔ぶれがそろう新生日本代表。トップリーグ決勝翌日の今月24日に代表メンバー35名が発表され、6月12日には、初の実戦となるサンウルブズ戦。26日には、4年に1度結成されるイングランド・スコットランド・ウェールズ・アイルランドの主力選手が結集したドリームチーム「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ」との歴史的一戦が控えています。

2023年ラグビーワールドカップフランス大会に向けた戦いがいよいよ始まります。

■写真協力:齋藤龍太郎(楕円銀河)