“宣言”延長なら…イベント控える人たちは
政府が今月末まで延長する方針を固めた緊急事態宣言。都内の結婚式場は対応に追われていました。およそ1年前から準備を進めてきた結婚式を控える女性は…。文学作品のフリーマーケットイベント主催者の男性は「あくまで開催したい気持ち」といいます。
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酒の提供自粛の影響は都内の結婚式場でも。
出席者同士を隔てるパーティションは花をイメージ。式場側が苦労しているのは、酒の提供自粛が求められているため、ノンアルコール飲料を確保すること。もし宣言が延長となれば…。
八芳園統括支配人は─「(宣言が延長になった場合)200組弱のお客さまが、5月中のご予定をされているので、商品の変更に関してもしっかりご対応させていただきたい」
日程の変更や、アルコール提供のない式を案内していくということです。
実際に、結婚式を今月22日に控えた女性は
結婚式を控える女性(26)「アルコールの提供ができないってなると中止とか延期とかを視野にいれなきゃ」
見せてくれたのは、披露宴で出すカクテルなどを選んでいた際の写真。
女性(26)「思い出のものをテーマにしたカクテルとかも用意していたので、考えてきた時間まで無駄になるのは悲しい」
およそ1年前から進めてきた準備。
女性(26)「(Qいつまでに決断しないといけない?)土曜日(8日)の12時くらいまでに連絡しないといけなくて、そこを切ってしまうと引き出物とかもすべて、自分たちで引き取らないといけない。なかなか厳しい現状だなと思っています」
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一方、6日から3割ほどお得な精肉チケットの販売を始めた都内の百貨店。食品や化粧品の売り場は営業していますが、都からの要請を受けて、服飾品売り場などがあるフロアは休業している状態です。
政府は、床面積が1000平方メートルを超える百貨店などの大型商業施設については、午後8時までの営業を認める方針です。
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こちらの男性は、イベント関係者。
文学フリマ事務局代表「開催するにしても中止するにしても、もうかなり時間はなくなってきている」
今月16日に予定されている文学作品のフリーマーケット。1日で2000人以上の参加を見込んでいましたが、もし宣言が延長され無観客開催の要請が続けば、中止にせざるを得ないといいます。
ただ、もし都が正式に無観客を要請する前に会場をキャンセルしてしまうと…。
文学フリマ事務局代表「主催者都合による中止ということで、会場費の100%にあたる200万円を契約解除料として支払う」
一方で、もし無観客ではなく人数制限が緩和されれば──。
文学フリマ事務局代表「僕は主催者なのであくまで開催したい気持ちはあります」
(5月6日『news zero』より)