×

世界的な木材高騰“ウッドショック”原因は

2021年5月7日 21:55
世界的な木材高騰“ウッドショック”原因は

私たちの生活に欠かせない木材の価格が今、世界的に高騰し、新築の住宅や家具などに影響が出始めています。何が原因なのでしょうか。

    ◇◇◇

7日、都内のホームセンター・ケンマート。100種類以上の木材がびっしりと並べられています。おうち時間の増加により“DIY”で使う木材が人気で、店内には木材を選ぶ客の姿も。しかし、今、店が気にしているのが…。

ケンマート 大石和彦さん「(木材の)原価高騰してきている中でも、お値段は据え置きにさせていただいて」

実は今、この“木材”が世界的に値上がりしているのです。

木造住宅専門の工務店、ウッドシップが手がけるモデルルームでは。木材が床や階段など家全体でふんだんに使われています。コロナ禍で快適な居住空間を求める人が多く、来店客も増えたといいますが。

ウッドシップ 酒井忠雄社長「まさにかつてのオイルショックならぬウッドショックといった感じです」

木材の高騰“ウッドショック”。

林野庁によりますと、コロナ禍により、アメリカで住宅の着工数が増加したことや、海上輸送のコンテナの不足などにより、世界的に木材が高騰しているのです。

その影響で、国産材の需要が高まり、“木の争奪戦”に。木材の仕入れ値が国産・海外産ともに、去年の年末と比べて2割ほど値上がりしてるといいます。

ウッドシップ 酒井忠雄社長「(値上がり分は)自社で負担するという形」

ただ、木材の高騰がこのまま続けば、値上がり分を全て会社で負担するのは難しくなるということです。

    ◇

木材の卸売業者、大蔵木材は、この状況に困惑しています。4月以降、輸入量は激減し、卸売業者にさえ海外製の木材が入って来にくい状態に。ウッドショックを見越して、半年から1年分の在庫を蓄えているといいますが。

大蔵木材 大蔵欽也社長は「モノが入って来てないですから。なかなか値段を出しても、買えないという意味で言うと異常ですね」

“ウッドショック”の余波は身近なところにも。

都内の家具店、マスターウォール銀座本店には、木目がしっかりとついたテーブルなど、およそ80点の家具が。ただ、商品の9割以上が木製。木材は全てアメリカから輸入していて、確保も難しくなっているのです。

そのため、こちらの店では、7月からほぼ全ての木製の商品を最大で2割値上げする決断を下しました。

    ◇◇◇

世界的な“ウッドショック”。当面この状況は続くとみられています。