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東京・小池知事 緊急事態宣言の延長が必要

2021年5月6日 15:39
東京・小池知事 緊急事態宣言の延長が必要

東京都の小池知事は、来週11日に期限を迎える緊急事態宣言について、「宣言を解除できる状況にはない。宣言の延長が必要だ」と述べ、政府に対して宣言の延長を要請する考えを示しました。

東京都・小池知事「新規陽性者数が減少に転じているということには、まだつながっていないし、重症者数も減少していないのが現実。緊急事態宣言を解除できる状況にはないということで、引き続き人流を徹底して抑制していくこと、緊急事態宣言の延長が必要だと考えております」

東京都の分析会議では、専門家から、都内でも感染力が強いN501Y変異株に流行の主体が急速に置き換わりつつあり、変異株などの影響で、感染者数の増加比も7週連続で100%を超えていることや、若年層の入院、重症化が増加しているとの分析結果が示されました。

これを受け、小池知事は、引き続き人流抑制などの対策が必要だとして、「宣言を解除できる状況にはない。延長が必要だ」と強調しました。都庁内からは、変異株による感染拡大を踏まえ、今月末までの延長を求める声が出ています。