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陸上・伊藤初V 地元静岡で五輪内定決める

2021年5月3日 22:57
陸上・伊藤初V 地元静岡で五輪内定決める

3日、静岡エコパスタジアムで行われた日本陸上競技選手権大会・10000m。東京五輪日本代表選手選考会を兼ねているこの大会で、伊藤達彦選手が初優勝で、東京五輪代表内定を決めました。

去年12月に行われた日本選手権・10000mで、27分25秒73で日本記録を更新し東京五輪参加標準記録を突破している伊藤達彦選手。しかし2位だったため、東京五輪内定とはなっていませんでした。今大会で3位以内に入れば、東京五輪の出場権を獲得できます。

400mのトラックを25周するこの種目。伊藤選手は序盤から先頭集団で走ります。1周66秒ペースで、冷静に先頭集団でスタミナを温存しながら走っていました。

残り700mを過ぎたあたりで一気にペースを上げた伊藤選手は、日本人トップに躍り出ます。ラスト1周では苦しい表情を見せながらも、27分33秒38でフィニッシュ。この大会初優勝をあげ、東京五輪出場が内定しました。

地元静岡で開催されたこの大会、優勝直後のインタビューで、東京五輪出場の内定について「優勝しか狙っていませんでした。地元で決めたかった。両親、地元の友達の前で見せられてうれしく思います」と喜びを爆発させました。

写真:松尾/アフロスポーツ