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インドから入国の感染者 施設で療養中死亡

2021年5月3日 23:28

先月26日、インドから日本に入国し、宿泊施設で療養中だった新型コロナウイルス感染者の男性が、死亡しました。

厚生労働省によりますと、男性は先月26日、インドから成田空港に到着し、無症状でしたが、検疫での検査で感染が確認され、検疫所が指定した宿泊施設で療養中でした。

先月30日に発熱とせきの症状がありましたが、入院するほど重いものではなく、翌日には熱は下がったということです。

療養中は血液中の酸素飽和度をはかるパルスオキシメーターが配布されていて、男性は、5月2日、2回の健康確認で、酸素飽和度も体調も問題はなかったということです。

しかし、3日午前8時以降、健康確認の電話に応答がなく、午前9時過ぎ、男性は、部屋の中で意識不明の状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。死因は不明で、インド型の変異ウイルスに感染していたのかはわかっていません。