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バレー日本リオ金・中国に29対31大接戦

2021年5月2日 0:45
バレー日本リオ金・中国に29対31大接戦

1日に行われた東京五輪のテスト大会を兼ねたバレーボールの国際親善試合(東京・有明アリーナ)。世界ランク7位の女子日本代表は、リオ五輪金メダルで世界ランク1位の中国と対戦。第3セットでは29対31の大接戦を見せました。

女子日本代表として1年7か月ぶりとなった国際試合の舞台は、東京五輪の会場でもある有明アリーナ。第1セットはリオ五輪金メダルメンバーを擁する中国の高さのあるブロックの前に得点を重ねることができず、16対25で落とします。

第2セット、日本は次世代エースとして期待される黒後愛選手(22)やキャプテン荒木絵里香選手(36)のスパイクなどで12対13と1点差まで迫りますが、一度もリードを奪えず、このセットも18対25で落とします。

あとがなくなった日本は、第3セットからセッターをベテラン田代佳奈美選手(30)に交代。するとエースの古賀紗理那選手(24)や石井優希選手(29)らのスパイクも決まり、この日初めて24ー22とセットポイントを迎えます。

しかし、中国のリオ五輪MVPシュ・テイ選手の高さのあるスパイクで同点に追いつかれます。それでも代表デビュー戦の山田二千華選手(21)のブロックや黒後選手のスパイクなどで得点を奪います。

6度のデュースの末、最後は古賀選手のスパイクが止められた日本。第3セットは29対31と大接戦となるも、リオ五輪金メダルの中国の壁を崩すことができずストレート負け。試合後、中田久美監督は、「この時期に世界ランク1位の中国を相手に試合ができたのは選手のモチベーションに対しても大きな意味のある時間だった。高い攻撃力のあるチームに対しての点数の取り方はこれから強化しないといけないと思いました」と語りました。

■写真:YUTAKA/アフロスポーツ