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原発“処理水”モニタリング調整会議を開催

2021年4月27日 18:36

福島第一原発でたまり続けている「処理水」について、政府は海洋放出する基本方針を決定しましたが、今後、どのように監視や観測していくかを決める「モニタリング調整会議」が27日、初めて開かれました。

小泉環境相「これから一つ一つの取り組みを積み重ねて、信頼、理解を得ることが非常に重要なことだと考えています。そのために必要なのが、この海域のモニタリングであります」

モニタリング調整会議は、東京電力と関係する各省庁が参加して行われました。処理水の海洋放出は2年後をメドに開始するとされていますが、東京電力は海水の他に、魚や海藻も分析の対象とし、放出開始前の来年から、モニタリングを始めるとの説明がなされました。

また、環境省はモニタリングの地点や頻度、結果などについて助言を受ける専門家による、新たな会議を立ち上げると発表しました。