これまで以上に厳しい措置となる３回目の緊急事態宣言。短期集中で感染者を減らすために、私たちにいま求められることを専門家に聞きました。

基本的対処方針分科会メンバー・釜萢敏日本医師会常任理事「去年の４月、５月と同じ生活をまず目指していただきたい。人と人との接触を避けるということで、昨年の４月５月にご自身がやった内容をもう一度振り返って、そこを達成すると」

さらに、今回は変異ウイルスの影響があり、より感染を抑え込むことが難しいと、公衆衛生の専門家は、危機感を持っています。

国際医療福祉大学・医学部公衆衛生学・和田耕治教授「変異株が主流になってきているということで、人流も含めて減らしていかないと期待される効果は得られないだろうと考えます。相当に今回は違うんだという意識を持っていただきたいと思うんですが、この危機感や難しさを市民のみなさんと共有できていないんじゃないかと。食べるところ、しゃべるところ、（人が）集まるところを徹底的に避けていただきながら、ゴールデンウイークを過ごしていただくことができればと思います」

「特に地方の方がいわゆる都市に来られて感染をして（地方に）戻る、（戻った）地域で広げてしまうと、すでにご予定されてる方もいるかもしれませんが、ご予定はできるかぎりキャンセルしていただくのがいまの状況では適切ではないかなと思います」

感染を抑え込むカギは、わたしたち１人１人の行動にかかっています。