意外な場所に“野鳥の巣”選ばれた理由は?
たくさんの木々に囲まれた山口市のキャンプ場。自然あふれる環境で野鳥が子育てに選んだのは意外な場所でした。
ふれあいパーク大原湖 阿部宏之さん
「卵を温めていたという感じで。まぁ、まさかこんな所にと」
その視線の先には、取っ手のついた人工的な箱。実はこれ、キャンプ客が持ち込んだ家電などを利用するための電源ボックス。その底に、シジュウカラの仲間「ヤマガラ」が小さな卵を産み落としていました。
どうやって中に入ったのか… しばらく観察してみると、親鳥は、ボックスの底にあるコードを通すための穴から出入りしている様子です。
キャンプ場のスタッフは、これまで3回ほど親鳥が卵を温めている所に遭遇したといいます。
ふれあいパーク大原湖 阿部宏之さん
「こっちもなんかちょっと『お邪魔しました』みたいな感じで閉めて…」
卵が見つかったボックスは、他の場所よりも利用客が少ないということで、親鳥が比較的安心できる場所を見極めたのかもしれません。