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ジャンプW杯3勝小林陵侑「悔しさと収穫」

2021年4月21日 19:15
ジャンプW杯3勝小林陵侑「悔しさと収穫」

ノルディックスキーのジャンプ日本男子のエース、小林陵侑選手(24)が21日、帰国後にホテルでの自主隔離期間を終え、現在の心境を語りました。

「札幌に帰ってきて一番良かった食べ物はラーメンです。しみました」とリラックスした表情を浮かべた小林選手、「(シーズン)前半はすごく悔しかったけど持ち直せたので、収穫のあったシーズンだった。メンタルも落ち着いてきて、前半からジャンプの見直しもして、それが絡みあってきた」と2020-21年シーズンを振り返りました。

ワールドカップ(W杯)でシーズン序盤はトップ10にも入れない状況が続きましたが、今年2月、所属チームの監督を兼任する葛西紀明選手(48)が持つジャンプの記録、日本男子最多の17勝を上回ると、その後も2勝をあげ、シーズン3勝。通算19勝まで記録を伸ばしました。

「(葛西監督の記録を)越したからどうっていうのはない。1勝1勝積み重ねることができて、ここまでこられたので、これからも変わらず積み重ねていきたい。」と今後の記録更新を誓いました。

そんな日本男子のエースは「ジャンプはイメージが大切。シンプルに、飛ぶための無駄を省いていくイメージ」と話し、「どんな順位からでも表彰台狙っていけるような、そんな力強いジャンプができればいい」と語りました。

そして、来年の北京冬季五輪に向けては「初めて行く都市で、初めてのジャンプ台。全て新鮮で楽しみ。率直に言ってメダル、金メダルが取りたいですけど、とにかく自分のジャンプをするだけ。見つめ直していきたい」と意気込みを語りました。

写真提供:土屋ホーム