菅総理大臣は、今月３０日から予定していたインドとフィリピンへの訪問を中止する意向を固めました。インドを巡っては新型コロナウイルスの感染状況の悪化が懸念されていました。

政府関係者によりますと、菅総理は今月３０日からインドとフィリピンを訪れ、モディ首相やドゥテルテ大統領との会談を予定していました。

しかし、訪問予定だったインドでは、今月１８日の新型コロナウイルスの新規感染者数がおよそ２７万人と過去最多となり、複数の都市がロックダウンされるなど、感染状況の悪化が懸念されていました。

政府関係者は今回の訪問を見送る理由について、「国内の新型コロナウイルス対応にあたるため」と説明しています。