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米当局J&Jワクチン使用の一時中断を推奨

2021年4月13日 23:53

アメリカの医薬品規制当局は13日、ジョンソン・エンド・ジョンソンが開発した、新型コロナウイルスワクチンの使用の一時中断を推奨すると発表しました。

アメリカのFDA(=米食品医薬品局)とCDC(=疾病対策センター)は13日、共同で声明を発表し、アメリカの医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソンが開発した新型ウイルスのワクチンの使用を、一時中断することを推奨すると発表しました。

アメリカで行われたジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンの接種後に、深刻な血栓症を起こした事例が6件報告されていて、中断は接種との因果関係の調査が完了するまでの、念のための措置としています。

報告された6件は18歳から48歳の女性で、接種後6日から13日後に症状がみられたということです。CDCは14日に諮問委員会を開き、この問題について精査するとしています。

一方、ジョンソン・エンド・ジョンソンも声明を発表し、「現時点でワクチンと血栓症に明確な因果関係は確認されていない」とコメントしています。

ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンは、アメリカ国内ですでに680万回以上接種されています。