「地球は青かった」の発言で知られる旧ソビエトの宇宙飛行士・ガガーリン氏が人類で初めて宇宙の有人飛行に成功してから１２日で６０年を迎えました。

旧ソビエトのユーリー・ガガーリン氏がボストーク１号に乗り、人類で初めて宇宙飛行を行ったのが１９６１年４月１２日です。

ソ連時代からロシアでは４月１２日を「宇宙飛行士の日」と制定し、毎年、ガガーリン氏の偉業をたたえています。

今年は、プーチン大統領が、ガガーリン氏が地球に帰還した際に降り立った場所を訪れました。その後、宇宙分野の発展に関するテレビ会議に参加したプーチン大統領は、ガガーリン氏の偉業を改めてたたえました。

プーチン大統領「わが国こそが宇宙への道を切り開いたことについて、われわれは誇りを持ち続ける」

ロシアでは、この記念日にあわせて、ガガーリンに関する番組がテレビで放送されていて、プーチン政権としては過去の功績を誇示することで、国威を発揚する狙いがあるとみられます。