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二刀流・平野 8季ぶりスノボ全日本に出場

2021年4月13日 20:19
二刀流・平野 8季ぶりスノボ全日本に出場

スノーボード男子ハーフパイプでソチ五輪・平昌五輪の2大会連続銀メダルに輝いた平野歩夢選手(22=木下グループ所属)が北海道札幌市のばんけいスキー場で開催されたスノーボードハーフパイプの全日本選手権に出場しました。

スノーボードの国内大会としては5シーズンぶりの出場、全日本選手権には8シーズンぶりの出場となりました。13日の予選では全体3位で、14日の決勝へコマを進めました。

平野選手は、2018年の平昌五輪からの3シーズンは東京五輪出場を目指しスケートボードに専念していたため、現在はスノーボードの強化指定選手のリストに名前が入っていません。

それでも今年2月、アメリカで行われたスノーボード・ワールドカップの下部ツアー大会に出場すると、3シーズンぶりとなるスノーボードの国際大会で、いきなり優勝という戦列復帰を果たしました。

そして13日から始まった全日本選手権は、来シーズンの強化指定選手の選考大会の一つとも言われ、北京五輪出場も目指す平野選手にとっては大事な大会となっています。

「久々の日本での大会だし、自分の滑りをまだ合わせられていない」と話した平野選手は、予選ではフロントサイド720→キャブダブルコーク1080→フロントサイド540→バックサイド540と、難易度を抑えたルーティンで全体3位となりました。

「やれることをやりたいなって感じですね。滑れる本数も限られているから、その中でどうするかを今探っている感じです」と、ハーフパイプに対して調整段階だと話した平野選手。

北京五輪出場へとつながる今回の全日本選手権、14日の決勝でどんな結果を出すのか注目されます。

【予選成績】
1位 片山來夢
2位 戸塚優斗
3位 平野歩夢