中国では今年、中国共産党が創建１００周年を迎えます。中国政府は共産党ゆかりの地を人々が訪ねる「聖地巡礼」ツアーに力を入れていますが、こうした観光名所の一つが外国メディアに公開されました。

観光客が訪れていたのは中国・江西省の山中にある史跡で、今からおよそ９０年前、中国共産党がゲリラ戦を戦うために初めて作った拠点の一つです。

７月に予定されている共産党１００周年の記念行事は中国政府にとって今年最大のイベントで、こうしたツアーを始め事前のＰＲにも力を入れています。

観光客「今年は共産党創建１００年でしょ。ここに来たらすごく記念になると思って」「人民を指導する中国共産党の精神があれば（アメリカは）怖くない」

また、党の歴史を紹介する展示には習近平国家主席の業績を紹介するコーナーもありました。

来年、異例の３期目を目指し長期政権をうかがう習主席としては、人々の党に対する忠誠心を鼓舞することで自らの求心力を高める狙いもありそうです。