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世界初コロナ確認 武漢海鮮市場取り壊しへ

2021年4月8日 16:42

世界で最初に新型コロナウイルスの集団感染が確認された中国・武漢の海鮮市場について、地元政府が取り壊す計画を立てていることが分かりました。

これは中国メディアの「新京報」が報じたもので、武漢市の地元政府が、最初に集団感染が確認された華南海鮮市場を取り壊す計画を立てているということです。具体的にいつ取り壊すのかや、跡地をどうするのかについては決まっていないとしています。

海鮮市場は、去年の1月1日以降、1年以上にわたって封鎖された状態が続いています。ことし1月には、WHO=世界保健機関の調査団が調査に訪れましたが、発生源の解明には至りませんでした。

中国政府は、象徴的な場所を取り壊すことで、武漢がウイルスの発生源とのイメージを払拭したい狙いもあるものと見られます。