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アストラ製“血栓は極めてまれな例”WHO

2021年4月8日 6:31

EU(=ヨーロッパ連合)の医薬品規制当局は7日、アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンを接種した後にごくまれに血栓ができる症例について、副反応として起こる可能性があるとの見解を示しました。

「報告された血栓の事例は、起こり得るワクチンの副反応としてリストアップすべきと結論づけました」-EUの医薬品規制当局は会見で、このように述べた上で、血栓ができるのはごくまれで「ワクチンの恩恵がリスクを上回る」としています。

こうした中、イギリス当局は2千万回を超える接種の中で血栓の症例が79件報告され、19人が死亡したことを明らかにしました。

一方、ワクチンの普及で感染状況が劇的に改善したとして、アストラゼネカのワクチン接種を継続する一方で、新型ウイルスの重症化リスクが低い30歳未満は副反応のデメリットが上回るため、アストラゼネカ以外のワクチンを推奨するとしています。

これを受け、WHO(=世界保健機関)は7日、アストラゼネカのワクチンと血栓の因果関係について、「可能性はあるが確認されていない」との声明を発表しました。

その上で、世界でこのワクチンを接種したおよそ2億人のうち、血栓ができるのは極めてまれなケースだと指摘し、「関係を完全に理解するには、専門的な研究が必要である」との見解を示しました。