巨人の身長２０２ｃｍドラフト５位ルーキー・秋広優人選手（１８）が日本テレビの単独取材に応じました。

秋広選手は２月、宮崎キャンプの紅白戦で好成績を残すと、高卒新人として球団史上初めて沖縄２次キャンプに帯同しました。対外試合やオープン戦でもヒットを重ね、王貞治さん以来６２年ぶりの高卒新人野手開幕スタメンの期待がかかっていましたが、１軍投手への対応に苦しみ、開幕前に２軍に降格していました。

秋広選手は、「開幕１軍を目指してずっとやってきたが、結果が出ないのが続いていた」と、開幕を１軍で迎えられなかった悔しさを口にしました。

巨人は４日、丸佳浩選手らが新型コロナウイルスに感染。「特例２０２１」が適用され、計６選手が１軍選手登録を抹消されました。その影響で、２軍でチームトップタイのホームラン２本を放つ活躍をしていた秋広選手は、代替選手として急遽１軍選手登録されました。しかし出場はなく、２軍に再合流しました。

秋広選手は、「オープン戦と違って球場の雰囲気、ベンチでの緊張感も違ったので、いずれはあの舞台で活躍したい」と、初の１軍の経験を振り返りました。

一方、自身の課題を、「オープン戦の時も変化球の対応がなかなかできなかった。公式戦が始まっても、変化球をヒットにするのが増えてきたが、一発で捉えられなかったりしているので、そこが課題と思っています」と分析しました。

今後の目標については、「２軍でたくさんの方に指導して頂いているので、その結果を出して１軍で活躍できるようにやっていきたいです」と話しました。

■特例２０２１
通常の出場登録抹消の場合、抹消された日から１０日後以降でないと１軍への再登録はできませんが、新型コロナウイルス感染や濃厚接触者の恐れがあるという理由で、選手の出場選手登録を抹消された場合は「特例２０２１」のルールを適用することで、日数の制限なしで再登録が可能になります。