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解除後最多…東京“まん延防止”要請準備へ

2021年4月7日 18:09
解除後最多…東京“まん延防止”要請準備へ

新型コロナウイルスの感染者の増加傾向が続く東京都内で、2度目の緊急事態宣言解除後、最多となる新たに555人の感染が確認されました。これを受け、小池知事は、政府に「まん延防止等重点措置」を要請する準備に入ることを明らかにしました。

小池知事「国に対してもですね、いわゆる『まん延防止等重点措置』この要請に向けたですね、準備に入るその段階だというふうに考えております」

小池知事は、感染者の増加ペースや変異株の広がりへの警戒感を示した上で、政府に「まん延防止等重点措置」を要請する準備に入ると明言しました。8日の専門家を交えた会議をへて、正式決定する予定です。

一方、都内の新たな感染者は、10歳未満から90代までの555人で、感染者が500人を超えるのは2月6日以来およそ2か月ぶりとなり、前週の同じ曜日の人数を7日連続で上回っています。

直近7日間の感染者数の平均は417人となり、先週水曜日(3月31日)から15.6%増え、3月中旬以降、増加傾向が続いています。

これに対し、加藤官房長官は「小池都知事の発言は承知している」と述べた上で、実際に要請があれば、速やかに「まん延防止等重点措置」の適用に向けた検討に入る考えを示しました。